「産地」に他県や他国からの若者の移住者が増え、ポジティブな動きが広がっている、という現状が取り上げられました。

HUISさんや、弊社の周さんや莊さんについても触れられています。

一部抜粋してご紹介します。

「産地で見つける自分だけの強み」やりがいや個性、「好き」を追い求める若者たちが産地に集まり始めた。

尾州のファンシーツイード、備後のデニム、遠州の高密度な綿織物。

故郷や親しんだ居住地を離れ、産地ならではの技術を学び、自分だけの強みを身に着けたい。熱意が企業にとどまらず、産地にもポジティブな変化をもたらしている。

遠州織物を主力にアパレルを企画、販売するハウス(静岡県浜松市)に入社した千葉県出身の本多美賀さんはSNSを通じ「奇麗な服の写真の間に挟まれる織機の風景」に生産背景へのリスペクトの思いが募り、就職を後押しされた。

「技術が可視化」
SNSの普及で産地からの発信が増え、会社の生産背景や技術が可視化された。
「自分にしかできない何か」やそこにしかない学びを求め、故郷から遠く離れた土地へ就職する若者が増加傾向にある。

「採用の間口を広げて」
中国・台湾出身の女性2人が入社した古橋織布(静岡県浜松市)は、「転職はあたり前」な時代とした上で魅力的な職場作りを重視し、業務効率化や工場の稼働時間の改革に着手。賃上げなどの環境の改善が採用に繋がった。

遠州でも昨年秋から「遠州さんち未来会議」を始め、企業を越え産地の採用窓口となるほか、移住者支援に取り組む。