去る12月6日(土)。古橋織布では、初めての試みとなる「感謝祭」を開催し、全国各地から多くのお客様にご来場いただきました。三ヶ月にわたり準備を重ねて迎えた当日は、工場見学やショールーム展示を通じて、私たちのものづくりの姿勢を直接ご覧いただく機会となりました。
工場見学では、ノコギリ屋根の構造やシャトル織機が稼働する様子を公開し、経通しや検反といった品質を支える工程を実演しました。生地修正の体験や歴史資料の特別展示も行い、来場者の皆様からは「工程の丁寧さが製品の価値につながっていることが理解できた」との声をいただきました。ものづくりの歩みや品質へのこだわりを共有できたことは、私たちにとって大きな財産です。
ショールームでは、この日限りの特別ショップを開設し、定番のウィーバーパンツや新作のオーバーシャツをご紹介しました。職人仕様のウィーバーパンツ受注会では、サイズ調整やカラー選択の自由度が好評を博し、複数本ご注文いただくケースもありました。製品そのものだけでなく、カスタマイズの楽しさを体感いただけたことも大きな成果です。
浜松近郊のお客様に加え、鹿児島・大阪・東京など遠方からも足を運んでいただきました。地方紙での掲載もあり、地域の方々にも広くご参加いただけたことは、私たちの活動を地域社会へ還元する一歩となりました。
今回の感謝祭を通じて、古橋織布のものづくりの背景や国内外から求められる理由を直接お伝えできたことは、企業としての信頼をさらに深める機会となりました。今後も産業用途からファッション分野まで幅広いニーズに応えるべく、技術と品質を磨き続けてまいります。
次回は2026年4月、渋谷でのPOP UPを予定しております。ぜひ現地で、古橋織布の製品とものづくりの背景に触れていただければ幸いです。