このたび、弊社・古橋織布の会長 古橋敏明が、
令和7年秋の叙勲において「旭日単光章(中小企業振興功労)」を受章いたしました。

中小企業庁からの推薦を受け、長年にわたり中小企業の振興に尽力してきた功績が認められたものです。

旭日単光章は、国家または公共に対して顕著な功績を残された方に授与される栄誉ある勲章であり、今回の受章は、繊維産業の発展に寄与してきた取り組みが広く評価された結果と受け止めております。

古橋は1987年から2021年までの34年間にわたり代表取締役社長を務め、現在は会長として、現社長(4代目)を支える立場にあります。

在任中は以下の要職を歴任し、遠州産地の振興に尽力してまいりました。

 ・日本綿スフ織物工業連合会 副会長
 ・静岡県繊維協会 会長
 ・遠州織物協同工業組合 理事長

11月3日付の静岡新聞(15面)では、会長の受章に際してのコメントが掲載されました。

以下、本文を抜粋してご紹介いたします。

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「織屋の3代目として約60年、繊維業に携わってまいりました。“ガチャ万”と呼ばれた隆盛期を経て、賃織りから直販への転換は大きな節目でした。シャトル織機による高密度で柔らかな生地の質感が評価され、現在では国内外の服飾ブランドとの取引も広がっております。今回の受章は、志を同じくする仲間の存在があってこそ。遠州の繊維業は担い手不足という課題を抱えていますが、準備工程を含めた一体的なものづくりの価値を次世代へ継承していきたいと考えています。」

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本受章を機に、改めて遠州織物の魅力と可能性を次世代へつなぐ責任を強く感じております。
地域産業の持続的な発展と技術継承に向けて、より一層の努力を重ねていく所存です。

日頃よりご支援くださる皆様に、心より御礼申し上げます。
今後とも、古橋織布をどうぞよろしくお願い申し上げます。