本日は、掲載された内容の一部を抜粋して紹介します。
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高密度綿織物製造の古橋織布(浜松市)はファクトリーブランドの販売を広げる。都市部での催事販売だけでなく、全国からバイヤーが集まる商談会への出展を通じ、地方へも販路を伸ばす考えだ。
ファクトリーブランド「オリヤト」は各業界のプロフェッショナルと協業して、これまでにない新たな製品を生み出す。昨年からスタートし、パンツやブラウス、バッグなど第5弾まで商品化が進んでいる。
販売は催事とネットが中心だ。特に催事は集客が望める都市部へ積極的に出展。東京の渋谷で3~4月に開いた催しでは10日間の日程で255万円を売り上げた。催事を開いた店舗での歴代最高を記録した。
今後はオリヤトの取地方開拓扱店を地方に増やし、リアルに製品を体感できるようにする。オリヤトはあくまで生地が主役で、ネットでの購入が中心の地方では消費者がじかに製品に触れて着用できる機会が限られていたためだ。
そこで同社は、良質なモノ作り製品を求めてバイヤーが集う「ててて商談会」への出展を決めた。9月3~5日に東京で開かれる。古橋佳織理社長は「出展を通じて地方の店舗とのつながりができたら」と話す。