本日は、掲載された内容の一部を抜粋して紹介します。
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遠州や尾州産地の織布企業が
主力事業以外の領域拡大に力を入れている。
新事業への参入や製品展開、
用途の開拓などを推進。
背景にあるのは既存の事業だけでは
会社の将来性が見通しにくいためだ。
不確実な時代の中、今後を生きるすべを模索する。
各社の動向を探った。
遠州の織布企業、古橋織布
は製品展開に力を入れている。
各業界のプロフェッショナルと協業して、
これまでにない新たな製品を生み出す
プロジェクト「オリヤト」を進行中だ。
パンツやブラウスなどを製品化しており、
3月に東京で開いた催事では
10日間で255万円を売り上げた。
製品はバッグなどもそろえるが、
全て同社の生地を使用する。
生地が主役のため、実際に製品に触れて
着用できる機会を増やそうと
製品の売りにも力を入れる。
古橋佳織理社長は「地方を中心に
当社の製品を取り扱ってもらえる
店を増やしたい」と意気込む。
バイヤーが買い付けに来る商談会へも出展予定だ。