ウィーバーパンツやセルビッジブラウスについて
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高密度綿織物製造の古橋織布(浜松市)は、山梨県富士吉田市で19、20日に開かれる繊維製品などの販売イベント「ハタオリマチフェスティバル」(ハタフェス)に出展し、パンツやブラウスなど新ファクトリーブランドの製品を販売する。
昨年立ち上げた同社のファクトリーブランド「ORIYATO」(オリヤト)は、各業界のプロフェッショナルと協業して、これまでにない製品を生み出すプロジェクト。

現在は第4弾まで進行中で、バックや小物類は既にネットで販売している。

ハタフェスで販売するのは第1弾のパンツと第4弾のブラウスだ。

パンツはフリーのパタンナーである矢野弘子氏(ヤノモデリストオフィス代表)と共同でのモノ作り。

織る人”という意味を込めて「ウィーバーパンツ」と銘打った。

細部までこだわったデザインが特徴。同社工場の従業員用としてハサミ用などの器具が出し入れしやすいデザインとしていたが、一般販売用には特徴的な部分を残してシンプルなデザインとした。

従来のパンツよりもポケットが深く、膝部分にステッチを入れ動きやすさを実現した。

素材は古橋織布の代表する二つの生地を使用。独特な風合いを持つ綿100%のボイルウェザーを
採用したほか、裏地にコードレーンを使い肌触りを良くした。

ボタンや芯地などの副資材もこだわった。縫製は同市内で手掛けており、メード・イン・遠州の製品だ。

第4弾は「セルビッジブラウス」で、シャトル織機の特徴である耳を生かしたデザインとした。

パンツを含めて、ハタフェス開催前の17日から、自社ECサイトで先行販売する。古橋佳織理社長は「ファッション好きで、モノ体りに関心のある若い人に買ってもらえれば」と話した。

ハタフェスは富士吉田市の秋祭りで、繊維関連のマーケットやワークショップを開催するほか、産学連携の取り組み紹介や音楽フイブなど多彩な催しが予定されている。