遠州織物発のブランド、HUISさんの本出版を記念してポップアップとトークライブをさせていただきました。
ポップアップでは、HUISさんに混ぜてもらい、古橋織布もジャケットやパンツ、布帛Tシャツなどを販売させていただきました。

トークライブは、枚方市に店舗を構える販売店のルポデミディさんの司会で、機屋の古橋織布と
アパレルのHUISさん、編集者の主婦と生活社さんで、遠州織物の魅力やわたしが事業継承した経緯などお話ししてきました。
はるばる愛媛や岐阜、奈良から聞きにきてくださったり、ルポデミディさんや
HUISファンのみなさんがHUISで素敵にコーディネートされて生地の魅力を教えてくれました。

一度着たら他のものは着られないと。すごい力のある生地だと。

そして、HUISさんが作る服の形はユニセックスでワンサイズ。
背格好も体型も年齢も性別も服の好みも選ばない絶妙に工夫された唯一無二のデザイン。

そんなHUISらしいデザインがあってこそ多くの人の手元に届くし、HUISさんの行動力と発信力があってこそ多くのファンを魅了します。

トークライブの後の質疑応答では、「こんな素晴らしい生地がなくなってしまったら困る。
高齢化してると聞いて、自分も機場に就職したいくらいだけど、それはできないから、他に何か私にできることはありませんか?」と言っていただいたり、「静岡出身なのに遠州織物を知らなくて、歯痒さを感じた。まず奥さんがHUIS沼にハマり、その次に自分(旦那さま)が沼にハマりました。」

「岐阜で機屋をやってました。和田サイジングさんにビーム持ち込んだことがあります。細番手がうまく織れなくて遠州の機屋さんに相談したことがあります。」

など、嬉しい声をたくさんいただきました。

全国各地で勢力的にポップアップを展開し遠州織物の生産者である私たちを代弁して、遠州さんちの魅力を発信しつづけるHUISさん。

単に服を作って売るだけではなく、遠州織物の希少価値を店頭に訪れた方一人ひとりに丁寧に説明されます。

そんなHUISさんの発信力のおかげで、遠州織物の認知度は格段に上がったし、「自分たちも遠州さんちを盛り上げたい、手助けしたい」と、外部のクリエーターさんや企業さんたちがentranceに色んな形でサポートしてくれるようになりました。

ますますの盛り上がりを見せる、遠州さんち。

Uターンした11年前は想像できてなかった現状。面白くなってきたけど、責任重大です。笑

多くの方の力を借りつつ、皆さんの期待に応えられるよう、この先も何十年と続けられるよう、
頑張らなくてはと。また背中を押されました!