ORIYATOプロジェクトについて
取り上げていただきました。

よかったら読んでくださいね。
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高密度綿織物製造の古橋織布(浜松市)によるファクトリーブランドのプロジェクト「ORIYATO」(オリヤト)が進行中だ。既に第5弾まで商品開発が進んでおり、中には販売好調な商品もある。来年3月には東京都の渋谷で催事も開く。

オリヤトは各業界のプロフェッショナルと協業して、これまでにない新たな製品を生み出そうという試みで、今年から始動。これまでパタンナーや染色作家、小物の企画製造などと協業しパンツやバッグ、ブラウスなどを開発してきた。

最新の第5弾はブティック ブルーグラス(浜松市)と協業し、プロジェクトの制作過程で発生したハギレを有効活用した小物入れを開発。

小銭や鍵、ワイヤレスイヤホンが入る極小サイズで、柄が入った一点物の商品だ。

これまでの売れ筋商品は第1弾の「ウィーバーパンツ」
パタンナーの矢野弘子氏(ヤノモデリストオフィス代表)とコラボレーションし、織布工場で働く人向けの機能や収納性などをデザインに落とし込んだ。

年齢問わず幅広い層に人気だ。パンツは古橋織布のボイルウェザーを使っており、古橋佳織理社長は「矢野さんのデザインと生地の相性が良かった。手で触ると硬い風合いだが、はくと良さを分かってもらえる」と話す。

新作としてベージュを追加し、来年3月21日から渋谷で開く催事で販売する。

プロジェクトはビジネスの側面よりも同社や遠州産地の認知度向上のためという意味合いが強い。古橋社長は「プロジェクトがきっかけで、この業界で働きたいという人が少しでも増えれば」と願う。