浜松商工会議所の会員向けに配布される地域密着の月刊誌に取り上げていただきました。

13,500部配布され、これは全国の商工会議所514の中でもトップクラスの発行部数だそうです。

浜松地域の2社に1社以上(50%以上)の企業に毎月郵送されています。

一部を抜粋して紹介します。よかったら読んでくださいね
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「遠州織物」の名は業界内だけでなく、ライフスタイル誌や女性誌などでも目にする機会が増えてきた。地元浜松の百貨店で開催されるイベントには、東京や大阪など県外からのファンが朝早くから並び盛況を博している。

これらの中心にいるのが、古橋織布とHUISだ。

大学時代にアメリカに1年間留学した古橋氏は、日本の技術力が世界で評価されていることを知り、卒業後は英語力を生かそうと海外営業部を持つメーカーに就職した。

転機となったのは、同氏がそこに勤めていた頃のこと。古橋織布に東京の服飾専門学校でテキスタイルを学んだ浜田美希氏が入社した。

「私の両親とパートのおじさんおばさん、平均年齢60歳みたいな織屋に東京から単身で入社してくるなんて驚きました(笑)。海外の有名ブランドと取引があることは知っていましたが、両親から彼女の活躍を聞くうちに、日本の技術力を伝えることは実は実家でもできるのかも、と2013年にUターンを決めました。
家業を継ごうとは全く思ってなく、まだ26歳と若く、面白そうだし手伝ってみようかな、という程度の考えでした」(古橋氏)

古橋氏が戻った当時、工場は綿ぼこりだらけで道具も片付いておらず、納期もあいまい。
国内外のアパレルブランドから数多くの引き合いがあるものの、社長である父親は人が良<職人気質で
もうけは二の次。

織れば織るほど赤字になる生地もあった。そこで整理整頓を徹底し、価格設定や生産管理の見直しに着手。以前は注文があっても対応できず休止していた織機も、今では20台全てが稼働している。